たった30秒、電子レンジでチン。これで殺菌は終了。手拭きも、台拭き、体拭きも、フキンもタオルも、雑巾も、完全清潔によみがえります。毎日30秒で、気持ち良い1日を送れます。





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台ふきんの消毒は、電子レンジが一番です


台ふきんは、少し厚めの、雑巾として売っているものを使いたいのですが、雑菌が繁殖しやすくて、薄いものを早めに使いまわしている。それが、今までの状態でした。

しかし、とりわけ台所の手拭きタオルや、流し台拭きの布巾は、薄いと、水を含めば、すぐベチャベチャになってしまいます。

そこそこ厚手のものを使いたいですよね。しかし、これも使い込んでいるうちに、とりわけ夏季、いつのまにか黒カビの点を発見してしまいました。がっかり。「雑巾に回すか、ヤレヤレ」 雑巾ばかりが増えていく…。

台ふきんを毎日、電子レンジ殺菌することで、この黒カビが防げますし、何と言っても、朝一、電子レンジ殺菌して、毎日清潔な布巾を使えるのは、大変快適です。

タオルがピンク色になる?


白いはずのタオルが使用・洗濯を重ねている内に、ピンク色になってしまう、という話もあります。黒カビに加えて、赤カビもあるのですかね?

黒カビは、点々ですが、全体が赤くなるのはカビではなく、酵母だという説もあります。私は、体験していないのですが、これも電子レンジ殺菌で防げることだと、思います。

漂白剤も、太陽も、限定的


殺菌消毒と言えば、まず、漂白剤、太陽干しが言われています。

しかし、塩素系漂白剤では、色が変わってしまうし、他の衣服に水滴が飛んでしまうと、そこがいつの間にか変色していて、がっかりすることもあります。濃くすれば、危険な上に、生地がボロボロに、かと言って、薄くすれば効果も薄くなるし。

酸素系漂白剤では、大して殺菌にはならないし。いずれにしても漂白剤では、時間のかかることで、毎日できることではありません。

外に干しても、それほど効果もなし。太陽にガンガン当てても、残っている菌は、条件がそろうと、すぐ活動再開です。しかも、強烈な太陽は、そうそうあるものではありません。

電子レンジで、30秒! これだけ


決め手は、電子レンジによる殺菌です。よく絞ったものを袋に入れて、布巾1枚だとせいぜい30秒。厚手のタオルでも1分。電子レンジ用のプラスチックトレーに載せると、取り出す時に楽です。

チンし終ったら、火傷しないよう、袋の角を持つとかして、気を付けて取り出します。早く冷ましたかったら、トングなどを使って、ブラブラ振るのがおすすめです。

速くて、安全、しかも根本的。

においが違う、無菌の爽やかなにおい


においをかいでみれば分かります。さっぱり洗いあがった、爽やかな匂いです。布巾だと、油汚れなどなければ、どうせ濡らして使うもの、毎日1回、チンして、そのまま何日も使い続けられます。洗濯の量が少しだけ、減ります。

袋は、普通のポリ袋だと熱でへたったり、ひどいとくっついたりするので、(Ziplocとか) 耐熱の電子レンジ用のものを使います。薄いのが安いですが、少し高めの厚手のものが、後々使いやすいです。

袋に入れたものを、電子レンジ用のプラスチックトレーに載せて、電子レンジに入れます。



洗濯し終わったものでも、気になっているもの---食器ふきんとか、体拭きタオルとか、赤ちゃん用のよだれかけとか、殺菌したいものを、同じように殺菌して干しますと、清潔で安心です。

汚れやすいバスタオル、これを入れることのできる袋は? これも、袋なしで、うまく折りたたんでトレーに載せて、できるでしょうか?

とりわけ、合成洗剤を使って洗濯しておられる方は、すすぎ残りの合成洗剤が、カビの元(=部屋干し臭)になりますので、電子レンジ殺菌は有効です。

雑巾も、マイクロファイバー布巾なども、どんどんレンジ殺菌で清潔生活


雑巾と言えば、生臭いのが当然、という意識もありますね。しかし、雑巾も、使って、洗い終わった後に、チンしてやると、雑巾とは思えない清潔さです。もちろん、ポリ袋は食卓用のものとは共用できないので、別のポリ袋を用意しておくか、絞っただけで、直接トレーに載せて電子レンジに入れると、楽です。ポリ袋に入れない分、少し余計に時間がかかります。ただし、火傷しやすいので、冷めるまで待ちましょう。

化繊入りのものは無理かな、と思ってきたのですが、シワを覚悟すれば、ポリエステルでも、全く問題ありませんでした。マイクロファイバー布巾など、問題なしです。

(と思って、マイクロファイバー布巾を使ってきたのですが、電子レンジによる加熱のせいか、素材自体のせいか、少し使い込むと水の吸い取りが極端に悪くなります。やはり布巾は木綿にかぎります)


感染症の患者が出た時は大活躍


風邪、食中毒、眼病など感染症患者が家族に出た場合は、タオルを別々にしたり、衣類なども殺菌したりする必要があり、苦労します。こういう危機状況で、タオルの熱湯消毒という面倒で危険なことや、塩素系漂白剤での殺菌のような時間のかかることなど、やってられません。

電子レンジで、どんどん殺菌して、清潔にしていきましょう。乾かさなくても、濡れたままでも、すぐに使えるようになるので、例えばタオルを沢山用意する必要もないので、大変助かります。

お湯で洗って絞り、電子レンジ殺菌、で完了。清潔なものに、どんどん取り替えて、菌・ウイルスを早く撃退しましょう。

電子レンジにかける時間は、電子レンジの能力によって、変わります。目安は、袋が膨らんでくればOKです。(約100℃になったと考えてよいでしょう) 少なすぎるのは殺菌不足かと、問題になりますが、少しくらい長すぎても、電気代が無駄になるだけです。袋がふくらんだら、スイッチを切り、そのまましばらく(例えば30秒くらい)放置しておくと、高温状態が続くので、殺菌効果はさらに高まります。

いや、これだけで、けっこう、台所が、すてき化します。


スポンジもできる


スポンジも電子レンジ殺菌ができます。ただし、慎重な注意が必要です。

スポンジには、ウレタンやアクリルを使ってあるものが多いので、難点があります。ウレタンやアクリルの耐熱温度は、80℃程度ですので、しっかり沸騰(ポリ袋が膨らむ=100℃)させてしまうと、ダメになってしまう可能性があります。その直前=ポリ袋が膨らみかけるくらいで、止める必要があります。

そろそろ捨て頃かな、と思えるスポンジで試して、コツをつかむと良いです。

スポンジを、普通に絞って、専用のポリ袋に入れます。(完全に乾いていると、部分的に高温になってしまうので、よくありません。また、ポリ袋に入れないと、やはり温度のむらが大きくなるので、部分的に高温になってしまうので、よくありません。) 電子レンジで加熱して、ポリ袋が膨らみかけたら、すぐに電子レンジを止めて、すぐに袋から取り出します。

残念ながら、スポンジを電子レンジ殺菌すると、少し縮みやすいです。温度の問題だと思います。普通に使っていても、スポンジは縮むものですが、加熱で加速される気がします。ポリ袋が膨らみかけたら、すぐに取り出すように、よく見張っていると良いです。

でも、臭くなってきたから、カビてきたから、と捨てていたのが、少し縮んでも清潔に、長く使えるのは、助かります。


スポンジはフキンで絞ると、いつも清潔に使える


スポンジは、たいてい、使った後、手絞りして、すぐスポンジ台などに置くものですが、これが元々良いやり方ではありません。見栄えが悪いし、邪魔にはなるし、たっぷりの水分は雑菌繁殖の元です。

軽く絞ったスポンジを、毎回、フキンで巻くようにして、フキンと共によく絞ってから、水が当たらない所に置いておくと、殺菌の必要がないくらい、いつも清潔に使えます。