夏になると、とりわけ気になるコバエ。とりわけ、体や食卓にまとわりつくのが、たまりません。コバエと言えば、粘着シートですが、増殖が抑えられても、かなりの数がうろつくのを防ぐことはできません。

(一休みのつもりが永遠の休みとなってしまったコバエたち)

よく見れば、かわいいのですが、飛ぶのを見るだけだと、小憎らしい。


(飛ぼうとして必死だったのに・・・)


でも、気がつけば、この夏は、コバエがいません。私がやったことを書いて、参考にしてもらえればと、思います。


目次


3つの基本対策


私がやっていることは、次の3点です。

      1. 窓の網戸として、不織布を張っている。
      2. 台所の生ゴミは、「水切りかご」などに溜めない。
      3. 観葉植物などの室内植物に、アブラムシ対策として、ゼンターリ水和剤をかけた。

以上です。以下、少し説明します。


1,窓からホコリや虫を防ぐ


窓に不織布を張るようにしたのは、黄砂や花粉に限らず、乾燥した季節には結構ホコリが入ってきて、そこかしこに、ホコリが薄っすらたまり、拭き掃除が面倒くさくなったからです。

大きな窓には、不織布を張ることはできませんが、小窓には、網戸の代わりに不織布を張りました。これで、網戸をくぐり抜けるような、小さなコバエも入れなくなりました。

換気扇も止まっている時に、ホコリが入って来ているように思ったので、換気扇をステンレス製のザルなどで覆って、それに不織布をかけました。

網戸は使わず、窓は小窓以外は、基本的に締め切りにしています。換気は換気扇によって、
マイコンPICを使って(当ブログの「台所換気扇完全自動化」をご覧ください)、
間欠的に、あるいは強弱をつけて、強制換気するようにしています。

不織布を通った空気が、室内を経て換気扇に拔ける(場合によっては逆コースも)仕組みにしています。


2,生ゴミは毎日チラシにくるんで処分


流し台に必ずついている、排水口ゴミ受け、ここに溜まる生ゴミなどを、毎日チラシ(新聞や、郵便受けに有り余るほど入っているはずです)で包んで片付けます。

このゴミ受けが深くなって沢山溜められるようになっているものとか、ゴミ受けの三角コーナーとか、生ゴミを溜めておくグッズには事欠きません。ですが、これらのものは、不潔なだけでなく、生ゴミ臭の発生源であり、また、コバエの発生源となります。

とにかく、生ゴミは、溜めないで、毎日どんどん片付ければ良いのです。

排水口ゴミ受けは、簡単な構造で、小ぶりな、洗いやすいものが、最適です。例えば、下の写真のような(楽天の広告ですが)。
ひっくり返して、チラシの上で、トントン叩けば、ゴミは落ちます。
取手も邪魔なので、外してしまうと、洗いやすくなります。




排水口ゴミ受けに溜まるゴミの量は、家庭によっていろいろでしょうが、複数枚も考えれば、丁度良いサイズ、紙質のチラシは、必ずあるものです。

チラシにくるんだ生ゴミは、ザルなどに入れて(カラスにやられないよう蓋などして)、雨の当たらない外に出しておけば、ゴミ出し日までには、少し乾いて、軽くなってくれます。(私は、換気扇フードの中に、チラシにくるんだ生ゴミの干場をつくっていますが、ガス火に近いので、おすすめはできません)

乾かなくても、チラシが吸ってくれるので、ゴミ袋からゴミ汁が垂れるようなことも、なくなります。ですから、チラシは多めに使うと、具合がよいです。


3,観葉植物などの室内植物にゼンターリ水和剤


ゼンターリは、コナガなど葉を食べる虫に対する農薬です。青虫がこれを食べると、即死、しかし、人間には無害、というものです。


これは、2000倍に薄めて使います。100円ショップの小さいスプレー容器を使うとして、1回の調整量を200ccとすれば、ゼンターリは0.1グラムを使います。20グラムあれば、200回使えます。1週間に1回作るとしても、200週間=4年分くらいに相当します。私は、欲を出して100グラムを買い、今となっては泣いています。(一生かかっても使い切れるのか?) 冷蔵庫で保存してはいますが。

詳しいことは
を、参考にしてください。

コナガにとどまらず、コバエにも効くことが確認できました。アブラムシ対策で、室内に置いている植物にかけたところが、その植物が元気になっただけでなく、コバエが完全に居なくなったのです。驚きでした。

コバエは、生ゴミなどの人間の食べ物かすだけでなく、土の有機物や、土の真菌類(キノコなど)や観葉植物そのもの(養分を茎から吸う)を餌にしているのです。今までは、室内の植木鉢の中や、回りをコバエがチョロチョロしていたものです。

室内植物には、アブラムシ対策で、ゼンターリを植物にかけています。結果的に、土表面にかかります。

ゼンターリは、普通の殺虫剤とは違い、害虫の外皮に毒をかけて殺すのではなく、コバエの幼虫がゼンターリを摂取すると、即死してしまうのです。(目撃していないのですが)

以上、3つの対策を参考にしていただいて、清潔、すてきな台所にできると良いですね。