ひどく寒い今年(2012年12月のことです)の冬


こんなことをやってみた

半自動温度調節機能付き足湯器の構築



寒い外から帰って、熱めの足湯で極楽気分。


足湯がよい、という話は聞いていたが、実際にやってみて、良いのは良いのだが、物足りない。
何が物足りないかというと、お湯が冷めてしまうこと。最初こそ、少し熱めにできるが、だんだん冷めてきて、それこそ、茹でガエルの逆で、温まったような、冷えたような、変な感じになってしまうこともある。汗をかくほどの足湯にはなかなかならない。

目次


足湯


足湯を簡単、安全に温度調節できないのか?


温度調節付きの足湯器もあるようだが、1500円前後の足湯桶に比べて、万円単位の値段になってしまう。そのうえ、温度調節が物足りないという話もあっては、なかなか手が出ない。

では、自作するか、と思った。しかし、電気ということになると、100ボルトを使うことになるので、まともに感電死の危険がある。風呂で、コンセントからの電源でCDを聞いていて、感電死したという話も思い出して、これはやばすぎる。

熱帯魚用の水中ヒーターも考えてみるが、40度以上にできそうもないし、水中の魚は感電しなくても、アースしている人間は感電しないとは保証できそうもない。

カセットコンロと足湯バケツをつなぐということになると、火災が怖い。

温度調節付きの足湯器の自作の道は険しいようだ。先輩はいないかと、探してみたが、おけの自作はあっても、そこから先へ進んだ人はいないようだ。

ガスレンジのそばで、ヤカンを使って湯を足すという手もあるが、足湯でのんびりするにふさわしい場所とは言えない。火やヤカンのそばで、熱湯や火で火傷という危険も考える必要がある。

沸かしたお湯をテーブルに置いて足していくという手もあるが、お湯は冷めていくが、足湯おけの中の水量は増えていくので、温度をあげることがだんだん難しくなっていく。

電気もガスも危険だし


あきらめかけていたのだが、今年は特に寒い。例年12月といえば、これで冬が来るのかしら、と思うほど暖かいものだったが、今年は違う。もう、寒に入ったような寒さ。足湯で汗をかくほど足元が温まるという極楽状態をあきらめることができない。

温泉や、京都の嵐山駅には足湯があると聞くが、道遠し。

電気ケトルを使って、お湯を足すという手もあるのだが、これもヤカンと同じで、だんだん温度を上げていきにくくなるし、容量の限界もある。

電気ケトルで沸かし直すシステム


そこで思いついたのが、足湯おけのお湯を電気ケトルに戻して再加熱するという方法。これだと、水量が増えないし、すでにかなりの温度なので、すぐ沸かし直せる。これは、大変良い方法ではないか。

①、台所の瞬間湯沸かし器で、少し熱めのお湯を足湯おけに入れる
②、電気ケトルに適量の湯か水を入れてテーブルの上で沸かしておく
③、ぬるくなれば、電気ケトルからお湯を足す
④、100円ショップで買った計量カップを使って、足湯おけのお湯を電気ケトルに入れる
⑤、電気ケトルのスイッチを入れて少し沸かし直してスイッチを切っておく(お湯を足湯おけに入れるとき沸騰してお湯が散って足を火傷しないように)
⑥、③④⑤を繰り返す


本を読みながら、ゆったり足湯で極楽


本を読んだりしながら足湯をできて、本当に温まり、汗ばんでくる。

これは冷え性の私には極楽である。外から帰ってきて、足元が冷え切った時など、とりわけ。

火傷に気を付けよう


注意しなければならないのは、火傷。電気ケトルのお湯が皮膚に当たると火傷するので、電気ケトルは十分安定させる。

足湯おけにお湯を足すときは両足をおけから出しておくようにするとよい。そのため、おけの両側に足を置けるようタオルを敷いておくとよい。


(ここまでは、2012年のものを削除して、同じ内容で、新しい投稿としました)
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(ここから下は、2022年1月に書き直しました)


予算は合計3000円くらい


電気ケトルに足湯で使ったお湯を入れるというのは抵抗があります。

実際に衛生上問題があるとは思えませんが、心理的に少々。そこで、片手で簡単に持ち運べる小さな電気ケトルを足湯専用に用意したほうがよいと思います。1000円前後で買えそう。

私の場合、もらった電気ケトル(お湯がプラスチック臭くなって飲用には使えなくてほったらかしておいた)があったのでこれが役立ちました。


今使っている足湯おけ

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イノマタ化学 #2500 足湯専科 【送料無料】
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サイズ(約):幅37×奥42.7×高24.3cm
(前は奥行きも37cmだった(容量18.7L) が、少し大きくなっだ)

私の足サイズは27センチですが、これでたっぷり使えます。最後に手で、足指を揉むように洗うこともできる余裕があります。大体、お湯は容器の半量として、10Lくらい使うことになります。



レディース 足湯専科 という少し小ぶりなものもあるみたいです。
サイズ(約):幅32.3×奥37.3×高21.1cm



10年眠っている間に、自動温度設定ほかの機能がある、次のような、すごいものが出てきていました。余裕のある方は、買って使ってみてほしいものですね。


ただ、20リットル(サイズから計算すると、容量は60L、3分の1お湯を入れる感じか)ということで、冷めにくいのは確かでしょうが、温めるのにも時間がかかりそうです。入れるお湯の温度も大事になりそうです。


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(ここから下は、2023年10月に書き足しました)

足首回しで足の冷えが治った



この記事の第一版を書いてから、もう11年経ちました。足の冷えに悩んで、足湯を含めて、いろいろ試してきました(足用ホット座布団を自作、とか)が、あれだけつらかった足の冷えが、今では、すっかり改善しました。

まず最初は、筋トレでした。筋トレで下半身を鍛えていくと、冬の足のつらい冷えが、徐々に改善してきました。お風呂や、足湯で温めるのも効果はありましたが、決定打は、筋肉を使って、血行を良くすることでした。筋トレのおかげで、足湯おけ(足湯専科)は、いつの間にか、洗濯おけにお蔵入りしてしまいました。

さらに、足の冷え解消の決定打は、足首回しでした。足の冷えとともに、ヒザ下のムクミも、私の場合、ひどいものでしたが、足首回しで、どちらも、ほぼ完全に治ってしまいました。

筋肉が凝り固まって、足首もガチガチだったのでしょうね。筋肉を使って、筋肉の血流ポンプを動かし、足首を回して、足首のつまりをほぐす。これで、血流、リンパの流れが、抜本的に良くなって、ムクミも冷えもなくなったのです。

足湯でホッとした後、足首回しをやってみてください。ついでに筋トレも。冷えを治す、一番安上がりの方法です。しかも、根本的な。

に行って、参考にしてみてください。